化粧水をいくら塗っても乾く……。皮膚の奥「浅筋膜」と血流・うるおいの関係にせまる筋膜セラピー
「毎晩、化粧水や保湿クリームをたっぷり塗っているのに、時間が経つとすぐ突っ張る」
「表面はベタつくのに、内側はカサカサする“インナードライ”が気になる」
こうしたお肌の乾燥や突っ張り感に悩み、「保湿が足りないのかな」ととろみのある美容液を買い足したり、シートマスクの時間を長くしたり——スキンケアに手をかけている方も多いと思います。
けれど、もしお肌が乾く背景に、皮膚の表面だけでなく、そのさらに奥にある「組織の巡り」が関わっているとしたらどうでしょう。近年は、お肌のみずみずしさを支える一因として、真皮のすぐ下にある「浅筋膜(せんきんまく)」という薄い膜の状態が注目されるようになってきました。この記事では、その関係と、SOIL²の「筋膜セラピー」の視点をご紹介します。
※本記事は一般的な情報提供であり、医療行為・医薬品・化粧品の効果を示すものではありません。美容上の変化の感じ方には個人差があります。
1. お肌の水分は、外からだけでなく“内側の巡り”からも支えられている
化粧水や乳液は、皮膚のいちばん外側(角質層)をうるおし、水分が逃げないよう“ふた”をする役割があります。いっぽうで、お肌が健やかに生まれ変わるための水分・酸素・栄養は、体の内側から巡ってくると考えられています。
その通り道として注目されているのが、真皮のすぐ下にある「浅筋膜」です。浅筋膜は皮下脂肪層の中に立体的に張り巡らされた結合組織の膜で、その中には、皮膚へ栄養や酸素を届ける血管や、水分・老廃物を回収するリンパ管が走っていると考えられています。いわば、お肌にとっての「巡りの通り道」のような存在です。この巡りが保たれていると、内側からのうるおいが届きやすいと考えられています。
2. 長時間の同じ姿勢が招く、浅筋膜の“巡りの滞り”
では、なぜ浅筋膜の巡りが滞りやすくなるのでしょうか。その引き金の一つと考えられているのが、デスクワークやスマホ操作による長時間の同じ姿勢(不動)、運動不足、ストレスなどです。
浅筋膜の層の間には、なめらかなすべりを支える潤滑成分「ヒアルロン酸」があります。体を動かさない時間が続くと、ヒアルロン酸は水分を失って固まりやすくなると報告されています(「高密度化」)。浅筋膜が固まってすべりを失うと、組織の中を通る細い血管やリンパ管が押し縮められやすくなり、お肌の奥での巡りが滞りやすくなると考えられています。
巡りの通り道が細くなった状態では、外から化粧水を重ねても、内側から届くはずの水分や酸素が行き渡りにくいことがあります。その結果、お肌が乾きやすく、洗顔後すぐ突っ張るように感じる——という見方です。
3. 「外からのふた」に加えて、「内側の巡り」も整える
お肌の乾燥とうまく付き合っていくには、外側からの保湿(ふた)に加えて、「浅筋膜の巡りを整え、内側からの通り道をととのえること」にも目を向けたいところです。押し縮められた通り道がゆるみ、新鮮な巡りが戻る環境をつくることが、うるおいを感じやすいお肌づくりの土台になると考えられています。
4. 浅筋膜に向き合う「筋膜セラピー」の考え方
SOIL²の「筋膜セラピー」は、固まって巡りを妨げている浅筋膜のすべりを、やさしく整えることを目指す施術です。次の3つの視点で、筋膜にはたらきかけます。
- 摩擦のあたたかさで、固まりをほぐす:ヒアルロン酸は、温度が上がると絡まりがゆるみ、なめらかになりやすいと報告されています。適切な摩擦で局所をあたため、固まりをやわらげ、すべりを取り戻すことを目指します。
- 圧をゆるめ、巡りをうながす:浅筋膜の固さやつっぱりがやわらぐと、押し縮められていた通り道の圧迫が軽くなり、巡りがうながされやすくなると考えられています。
- 施術後の修復のはたらきを味方に:施術後に一時的な軽いだるさを感じることがありますが、この過程でヒアルロン酸の分解にかかわる酵素のはたらきが高まり、しばらくかけてすべりが整っていくと考えられています。(感じ方には個人差があります。)
浅筋膜のすべりと巡りが整うと、お肌のうるおいやハリの感じ方に、うれしい変化を感じる方もいます(個人差があります)。
まとめ:スキンケアに加えて、“内側の巡り”という視点を
「化粧水をどれだけ重ねても乾いてしまう」と感じるなら、それはお肌の努力不足ではなく、皮膚の奥にある「浅筋膜の巡り」が滞っているサインなのかもしれません。外側からのスキンケアに、内側の巡りを整えるという視点を足してみると、ケアの手がかりが広がります。
土をやわらかく耕すと水がしみ込み、根が張れるように、固まった浅筋膜がすべりと巡りを取り戻すと、お肌も少しずつ本来のうるおいを思い出していきます(変化の感じ方には個人差があります)。乾燥や突っ張りが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。(強い赤み・かゆみ・肌トラブルが続く場合は、まず皮膚科などにご相談ください。)ご来店を心よりお待ちしています。
※本記事は健康・美容に関する一般的な情報提供であり、化粧品・医薬品・医療行為による効果を保証するものではありません。美容上の変化の感じ方には個人差があります。強い乾燥・赤み・かゆみ・肌荒れが続く場合は、まず皮膚科など医療機関にご相談ください。本記事は医療行為・診断に代わるものではありません。
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