「首が痛い」――その原因、筋膜かもしれません

可動域制限, 身体の悩み, 首の痛み

「首が痛い」――その原因、筋膜かもしれません

首や肩のこりは、スマートフォンやパソコン作業が日常になった現代では、とても多く見られる症状です。

マッサージに通ったり、セルフケアグッズを使ったりして対応される方も多いかと思います。
もちろん、そうした方法で改善される方もいらっしゃいます。

しかし私は、「筋膜」に着目した施術によって、首の痛みの改善を目指しています。


ケース紹介(※ご本人の了承を得て掲載しています)

Tさんは、趣味でボウリングを本格的に続けているとても活動的な男性です。
セルフケアや整体にも通いながら、ご自身でも身体について学ばれていました。

過去に頚椎症で首の手術を受けており、これまでも首が痛くなるたびに整体に通っていたそうです。
しかし今回は「いつも通っている整体でも良くならなかった」と、当サロンにご相談いただきました。


カウンセリングと施術の方針

詳しくお話を伺っていく中で、これまでのケガや手術歴に加え、循環器系のトラブルが筋膜に影響している可能性があると考えました。

筋膜セラピーでは、整形外科的なトラブルだけでなく、内臓に関連した筋膜の異常も考慮して施術を行います。

たとえば、心臓を包む膜は胸部の筋膜と連続し、そこから腕や背中、さらには首にまでつながっています。
そのため、内臓由来の筋膜の緊張が首の動きに影響を与えることもあるのです。

Tさんの場合は、首の筋膜に加え、胸部から背部にかけての筋膜の状態も確認しながら施術方針を決定しました。


痛みの評価と変化

首をどの方向に動かしても痛みがあるとのことでしたので、
その動きを基準にして、施術を進めていきました。

1回目の施術後には、首の痛みが消失し、可動域の改善も見られました。


まとめ

マッサージや整体に通ってもなかなか改善しない首の痛みは、
筋膜の異常が関与している可能性があります。

その場合、筋膜を整えることで、痛みの軽減や可動域の回復が期待できます。

また、過去の内臓トラブルが筋膜に影響を与え、現在の痛みにつながっているケースもあります。
単に痛みのある部位をほぐすだけでなく、カウンセリングを通じて全身の筋膜の状態を丁寧に確認することが、根本的な改善につながります。

どこに原因が潜んでいるのか――
それを見極めるには、丁寧にお話を伺い、全身の筋膜を触れて確かめていくことが大切です。

首の痛みでお困りの方は、どうぞ一度ご相談ください。

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