筋膜セラピーとは

当サロンの筋膜セラピーについて簡単にご説明します。

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筋膜へのアプローチで、なぜ痛みや不調が改善するのか?

私たちの体を覆っている「筋膜(きんまく)」という膜があります。筋肉や内臓などを包み込み、全身をボディスーツのようにつないでいる組織です。筋膜は非常に薄く、3層構造になっており、その層と層の間には「ヒアルロン酸」という潤滑剤のような成分が存在しています。これがあることで、筋膜同士がなめらかに滑り合い、体がスムーズに動けるようになっています。

滑らかに動く筋膜=「良い筋膜」

正常な状態の筋膜は、このヒアルロン酸がサラサラとした状態で存在しており、筋膜の層がスルスルと滑り、動きに柔軟性が生まれます。

ネバネバに固まった筋膜=「悪い筋膜」

一方で、ヒアルロン酸がネバネバに変質してしまうと、筋膜の滑りが悪くなり、動きが鈍くなったり、引っ張られるような違和感を感じたりします。これが「悪い筋膜」の状態です。

筋膜が悪くなると、なぜ痛みや不調が起こるのか?

筋膜には感覚センサーが豊富に分布しています。特に「痛み」を感じるセンサーの数は、筋肉のなんと10倍以上とも言われています。つまり、筋膜が過剰に引っ張られたりねじれたりして異常な刺激を受けると、その痛みセンサーが反応し、不調や痛みとして感じられるのです。筋膜の滑りが良ければ、この「痛み」のセンサーは反応しない程度の刺激でも、筋膜の滑りが悪い状態になると「痛み」のセンサーは反応してしまい、痛みが出てしまいます。

多くの慢性的な痛みや不調は、この筋膜の滑りの悪さが原因となっていることが少なくありません。筋膜セラピーを受けることで筋膜の滑りが良くなることで痛みなどの不調が改善していくと考えられています。


筋膜への施術で、体がどう変わるのか?

筋膜への施術では、動きの悪くなった筋膜に圧や摩擦を与え、摩擦熱を生じさせます。これにより、ネバネバだったヒアルロン酸がサラサラとした状態に戻る性質を利用しています。

さらに、摩擦によってごく軽度の炎症反応を意図的に起こすことで、体がその部位を修復する過程で、筋膜の滑走性がさらに改善されます。

その結果、

  • 筋膜が本来の滑らかな動きを取り戻す
  • 痛みセンサーの過敏さが落ち着く
  • 姿勢や動作のバランスが整う
    など、痛みや不調の根本改善につながっていくのです。これが当サロンの筋膜セラピーです。

なぜ筋膜が悪くなるのか?

ヒアルロン酸がネバネバになる主な原因は以下の3つです。

炎症(例:ケガや手術などによる組織損傷)

不動(動かさないこと)(例:ギプス固定、長時間の同じ姿勢)

過用(使いすぎ)(例:同じ動作の繰り返し、スポーツの負荷)

たとえば、骨折や捻挫の経験がある方は、固定期間や損傷によって筋膜が固まりやすくなっている可能性があります。だからこそ、施術前のカウンセリングでは、過去のケガや生活・仕事のクセを丁寧に伺うのです。


施術時の痛みと、その後の変化について

施術は、動きが悪くなった筋膜に摩擦を加えていくため、初回は強い痛みを感じることがあります。しかし、筋膜の動きが良くなるにつれて痛みは徐々に軽減していきます。

また、施術後に一時的に

  • だるさや筋肉痛のような感覚
  • 痛みの再発のような反応
    が出ることがあります。これは体が整っていく過程での正常な反応です。

おおよそ施術後2〜3日で落ち着き、4日目以降に本来の効果が実感しやすくなります。その頃に、以前感じていた痛みや不調がどう変化したかをご確認いただくと、施術の効果をより明確に感じていただけるはずです。


まとめ

✔ 筋膜は体を全身でつなぐ重要な膜
✔ 痛みや不調は筋膜の滑りの悪さが原因のことが多い
✔ 圧や摩擦でヒアルロン酸を整え、筋膜を「本来の動き」に戻す
✔ 体の感覚やバランスまで整い、根本的な不調の改善につながる

痛みや不調に「なんとなくマッサージではよくならない」と感じている方にこそ、筋膜へのアプローチが必要かもしれません。

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